VSW情報センター　～人の社会福祉における動物のいちづけ～　ニュースレター　Vol. 23

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資料説明

旧VSW (Veterinary Social Work)情報センターが発行していた、人間の福祉における動物の位置づけやかかわりについて横断的な情報を提供するニュースレターです。今回は、ホームレスの人々によるペット飼育に関する課題について概観します。
動物と共に生活をする際には、動物の健康や生活を守る上で必要な世話を提供することが「保護者」である飼い主の責任として求められます。しかしながら、人間側が様々な事情を抱え、生活がままならなくなってしまい、動物に対する飼い主責任を果たすことが難しい状況に陥ることもあります。路上生活を強いられる人々のペットがこういった状況の代表的な例の一つです。
ホームレスの人々と暮らす動物たちが健康管理などのケアを受けることができないと、そこには動物福祉上の課題が発生するだけではなく、人間社会にも害が出る恐れがある公衆衛生上の課題も浮上してしまう可能性があります。また、ホームレスの人々とそのペットについて包括的な支援を展開させることは、動物だけではなく、人と動物の「絆」を守り、人間側のメンタルヘルスに配慮すると共に、人間側がためらわずに支援の手を取ってくれるような状況を作り出すことにもつながります。
本ニュースレターでは、こういったホームレスの人々とそのペットたちに対する支援について、日本よりもはるかに深刻なホームレス問題を抱える欧米諸国の諸団体が展開している取り組みを概観しながら考えます。

Vol. 23では下記のトピックスが扱われています。

「ペットを飼う責任、全うしないと社会にも迷惑になる…」
「ホームレスの人々にとって、ペットの処遇が施設への入所を決める重要な要素の一つ」
「米国ワシントン大学の『ワンヘルス研究所』」
「英国のドッグズ・トラスト」
「ホームレスの人々とそのペットへの支援、どうあるべき？」

※当法人は、ホームレスの人々の積極的なペット飼育を推奨しておりません。